モンテッソーリ教育で子供を落ち着かせる効果があるとされているセンサリーボトル
大人もスノードームやアクアリウム、テラリウム、ハーバリウムなど瓶や容器の中の小さな世界に癒やされますよね。
そこで大人も子供と一緒に楽しめるセンサリーボトルの基本的な作り方と綺麗に見せるテクニックを紹介します。
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【センサリーボトルは大人も一緒に楽しめる作品】
センサリーボトルはモンテッソーリ教育で知られるマリア・モンテッソーリが子供に作ったメイソンジャーが起源だと言われています。
3歳以上の子供を落ち着かせる効果があるようで、リラックスしたり情緒の安定を目的に子どものおもちゃとして使われるよ。
また3歳までの子の食いつきも良く、振った音や振動、ゆっくりと動く中身をみて楽しそうに遊ぶよ。
センサリーボトルと聞くと馴染みが無いかもしれませんが、子供用のスノードームをイメージしていただけると分かりやすいと思います。
大人も自分だけの思い出のアイテムなどをボトル詰めしてセンサリーボトルにしてみると面白いですよ。
センサリーボトル作りのおすすめの材料
センサリーボトルの材料は身近で揃うものばかりです、100均を活用して色々なボトルを作ることができます。
ただ100均素材ばかりで物足りない方は、プラバンを使って中身を自作してみたり、貝がらなど自然のものを探しに出掛けていくのも楽しいです。
子どもを外に連れ出す目的にもなり、遊びの思い出もセンサリーボトルを眺める度に思い起こされるでしょう。
容器はプラスチック製がオススメ
センサリーボトルで検索するとR-1ヨーグルトのボトルを使った物がよく見られます。
インテリアとして飾る目的ならオシャレなジャーなどガラスの瓶でも良いですが、子供が投げたり割れたガラスの破片で怪我をする可能性があるので、必ずプラスチック製のものを使用しましょう。
私はR-1ヨーグルトは飲まないのでDAISOの化粧水ボトルを使用しています。
シール剥がしが面倒ですが、形がハーバリウムのボトルをイメージさせて、大きすぎず小さすぎないので気に入ってます。
DAISOの化粧水ボトルはサイズが大小あります、ちなみに今回使用したのは小さい方のボトルです。
100均以外の材料は何が必要?
基本的なものは100均で代用できますが、綺麗なセンサリーボトルを作るのにあったら良いものを紹介します。
- グリセリン
- 食紅
洗濯のりの代わりに使うグリセリンは見当たらなかったのでドラックストアで購入しました。
※グリセリンを使う理由は「洗濯のり」を使うよりも透明なセンサリーボトルを作るためです。
他にも食紅(食用色素)も見つからなかったのでスーパーで購入しました。
赤や黄色、緑の食用色素は置いてあるけど、青だけ取扱いの無いスーパーも有りました。
ケーキやお菓子作りのコーナーが充実したスーパーで探すのがオススメです。
オリジナル素材を作る
子どもや自分の好きなキャラクターなどを入れて眺めるのも楽しみの一つです。
自然の物を使ったり、自分で素材を作ったりします。
プラバンは小さい頃に作った事がある方も多いのではないでしょうか。
プラバンにマーカー等で絵を描いてオーブンで加熱すると固く小さなモチーフが出来上がります。
100均で販売されているプラバンで推しキャラクターを作って入れ、オリジナルのセンサリーボトルを作ってみましょう。
オイルを使えば2層のバイカラーボトルが作れる
水と油が混ざり合っても時間が経過すると2層に分離する面白いボトルが作れます。
特にこのタイプのボトルを作らずに1色だけなら必要ありません。
サラダ油よりもベビーオイルがオススメ
ドラックストアや100均で購入できます。
ベビーオイルは無色透明で透明度が高いのでセンサリーボトル作りに適しています。
サラダ油は黄色なのでセンサリーボトル作りには向いていません。
水の染色はマーカーやクレヨンよりも食紅(食用色素)がオススメ
ボトルの中の水に色をつけたい場合に一番適しているのが、食用色素いわゆる食紅です。
絵の具やクレヨン、マーカーなどを水に溶かして着色すると少し濁ってしまいます。
食紅はスーパーなどのケーキやお菓子の材料が並んでいるコーナーで買えるよ。
センサリーボトルには洗濯のりよりグリセリンがオススメな理由は?
洗濯のりを使ったセンサリーボトルのレシピを見かけるけど、個人的にはあまりオススメしない理由を解説します。
洗濯のりやグリセリンを使う理由は?
そもそもなぜ洗濯のりやグリセリンが必要なの?水だけじゃ作れないの?と思う方もいるかも知れません。
水だけでも作ることができますが、ビーズなどを入れるとあっという間に底に沈んでしまうので糊やグリセリンでゆったりとした動きにするのに用います。
セロファンなどをカットしたものを入れたりするシンプルなセンサリーボトルなら、ゆっくりと沈むので水だけでも作れます。
洗濯のりよりもグリセリンの方が透明
洗濯のりは100均でも購入でき、グリセリンは薬局で購入できます。
どちらも購入して透明度を比べてみました。
洗濯のりはドロッとしていてグリセリンは少しさらっとしていて、グリセリンの方が透明度が高く、気泡も抜けやすいのが特徴です。
気泡が抜けるまでに時間がかかるので、中身が見えにくくて残念な感じになってしまいます。
おもいっきり振って3分放置した後の様子です。洗濯のりの方がドロっとしているので気泡が抜けるまでにかなり時間が掛かりそうです。
中に入れた物も見えにくく白濁してしまいます…。
どうしても洗濯のりを使用する場合はボトル内の空気を可能な限り抜きましょう。
洗濯のりを使う時は水を多めに混ぜて粘度を下げて気泡が抜けやすくするといいよ。
余ったグリセリンは色々使える
グリセリンは保湿成分として石鹸や化粧水に含まれる成分です。なのでお風呂に入れたりして化粧水風呂として肌をしっとりさせたり、お風呂あがりに髪にぬって乾燥を防いだりにも使えます。
小さなお子さんとシャボン玉で遊ぶ際にシャボン液にグリセリンを少量足すだけで、いつもより割れにくいシャボン玉で遊ぶことができます。
楽しいので是非一度試してみてください。
センサリーボトルでベビーオイルやグリセリンを使う理由
そもそもベビーオイルやグリセリンは何のために使うの?
作るセンサリーボトルによってはどちらか1つあれば作れるので、それぞれ使う目的を詳しく説明します。
ベビーオイルを使うとバイカラーボトルが作れる
ベビーオイルは2色のセンサリーボトル(バイカラーボトル)を作るのに使用します。
水と油は分離する特性を活かして、混ぜても元に戻るボトルを作るために使います。
※水とオイルの着色はそれぞれ、食紅とオイル専用の着色料を使います。
着色は水に溶けるものと油に溶けるものをそれぞれ使う必要があるよ。
色のバリエーションは少ないけどDAISOのハーバリウムオイルも、着色されたオイルとして使えるよ。
グリセリンを使う理由
グリセリンを使う理由は中のものがゆっくり落ちるようにするためですが、オイルとの併用はしません。
オイルを使うセンサリーボトルは粘性があるのでグリセリンは必要ありません。
グリセリンを使うボトルは画像の様な単色でラメやパーツなどをゆっくり沈んだり浮かんだりさせたい時に使います。
- 作るセンサリーボトルによって使い分ける
- バイカラーボトルならオイル
- 単色ボトルならグリセリン
よちよちいくのセンサリーボトルレシピを紹介
ぼくのへやにはうみがある
スイミー
プラバンとクラフトパンチを使ってオリジナルの素材を作るよ。
国語の教材でもおなじみのお話を再現しよう。
センサリーボトルの知育効果とまとめ
センサリーボトル(sensory bottle)は直訳すると知覚のボトルという意味になります。
色や形、動き方の違いを感じ、物の性質や特徴、変化や法則性を知覚させたりします。
知育やリラックス以外にも使えたるする?
赤ちゃんのオムツ替えやミルクの時に見せておくと、大人しくなるから助かるよ。
またスノードーム的なオブジェとして大人がデスク周りに飾ったりするのもオススメです。
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